早くから学校社会に閉じ込められたことで、知らずに学業成績で自分を評価してしまっている。

こうした偏見による自己像の描き方を修正させるには、体験活動によって自信をつけさせることが有効である。

例えば、野外活動を体験したものはそうでないものより、「我慢強さ」「新しい友人ができた」「みんなと力を合わせてグループ活動ができた」「自分から挨拶するようになった」「自然に親しむようになった」などの面で自信を持つようになっている。

体験活動すれば、必ず何か新しい自分を見つけることができる。自分が前よりも成長したという実感を持つ。必ずしも客観的に伸びていなくてもよい。自分が伸びたと感じることで自分を大切にし自信をもつ自尊感情が育つ。そして、こうした自尊感情が自主的な活動を促進するのである。

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